記事一覧

医療従事者が実践する食事・健康法は?

医師の3割が実施、糖質制限ダイエット

 当直や急な呼び出しなど不規則な生活を送る人も多い医療従事者。日々の食事や健康法について尋ねたところ、毎日朝食を食べ、30分以上の運動を行い、健康的な生活を心がける人も多いことが分かりました。

 朝食は、全職種で「毎日食べる人」が過半数以上。「ほとんど毎日食べる」を合わせると、8割以上が当てはまりました。その中で、朝食を「食べない」と答えた人が比較的多かったのは医師や看護師。勤務医と看護師は「毎日食べる」と答えた人が8割を切るなど、規則正しい食生活が送れない人も多いようです。

 「毎日、30分以上の運動をする」と4割以上が回答したのは歯科医師。回答者総数が5人と少ないものの、全職種でトップでした。その次に多かったのは開業医13%、勤務医10%、看護師10%の順でした。開業医も勤務医も「週1回以上する」と答えた人が過半数以上を占め、多忙な中でも積極的に運動しているようです。「毎日する」の回答者が一番少なかったのは薬剤師でした。

 食事中の炭水化物や糖分を控える「糖質制限ダイエット」。糖尿病患者の治療で導入され、ハリウッドセレブや日本のタレントにも最近人気ですが、医療従事者も実施している人が多いようです。「自身が実施」「自身・周囲が実施」を合わせると、最も多かったのが開業医で36%。勤務医でも28%で、3割近くの医師が自ら糖質制限ダイエットを実施していると答えました。次に多かったのは「その他の医療従事者」で23%。一番少なかったのは看護師で16%でした。