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ノロ患者、気管詰まり死亡 ワタミ運営の老人ホーム

東京都は19日、ワタミのグループ会社「ワタミの介護」が運営する有料老人ホーム「レストヴィラ東大和」(東大和市)でノロウイルスによる集団食中毒が発生し、入居者16人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、うち男性1人が死亡したと発表した。

 都によると、発症したのは76~95歳の男女。15日午前5時半ごろ、84歳の男性が心肺停止状態で見つかり、まもなく死亡が確認された。吐しゃ物を気管に詰まらせた窒息死だった。

 16人のほか、別の入居者や従業員計13人にも二次感染の疑いがあるが、亡くなった男性以外はいずれも快方に向かっている。

 発症していない調理担当の従業員からノロウイルスが検出されたため、多摩立川保健所は給食が原因の食中毒と断定し、ワタミの介護に3日間、同施設で給食を出さないよう命じた。