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「中高年者の生活に関する継続調査」 厚生労働省

厚生労働省は全国の50代の男女を対象に行った「第2回中高年者縦断調査」(中
高年者の生活に関する継続調査)」の結果を公表しました。この調査は、団塊の
世代を含む50歳から59歳の中高年者世代の健康の変化や就業を継続的に調べるも
ので、第1回は2005年度に実施しています。
 健康の状況についての結果をみますと前回の調査で健康状態が「良い」と答え
た人が「悪い」に変わった割合は9.3%で、一方で「悪い」と答えた人が「良い」
に変わっ割合は39.0%でした。健康状態を6段階でみますと、前回と今回の両方で
「どちらかといえば良い」と答えた人がもっとも多く57.8%で「どちらかといえ
ば悪い」が45.1%でした。また、「健康状態が良くなった、変わらない」と答え
た人のなかで、前回調査より継続して健康維持のために心がけていることとして
多かった項目内容(複数回答)は、「ストレスをためない」(69.8%)「適度な
運動をする」「年に1回以上人間ドックを受診する」「適正体重を維持する」
(69.4%)「食後の歯磨き」(69.3%)などとなっていました。また、医師から
診断されている6つの疾病(糖尿・心臓・脳卒中・高血圧・高脂症・悪性新生物)
で「あり」の割合は第1回に比べ悪性新生物を除く5疾病で高くなっています。
また、男女でも悪性新生物を除く5疾病で「あり」の割合は男性が高く特に高血
圧や糖尿はの差が大きくなっています。