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検診で口腔がん早期発見を 大宮歯科医師会が講演

さいたま市の大宮歯科医師会(栗原孝幸会長)で、40歳以上を対象にした口腔がんの講演と検診が行われ、高齢者を中心に約80人が集まった。

 講演は明海大学歯学部の坂下英明教授が講師を務め、「口腔がんは自覚症状がなく早期発見が難しい。視診や触診などによる口腔内検診を受け、早期発見に努めてほしい」と訴えた。

 講演後、会場内の実習室で明海大学歯学部の歯科医による口腔がん検診が行われた。診察した歯科医は「口の中で気になることはないですか」と一人一人に優しく尋ね、参加者からの相談を丁寧に受けていた。

 さいたま市大宮区の滝原美恵子さん(68)は「口内炎や口の中のただれが気になっていた。(歯科医師から)詳しい説明を頂き、有意義な検診でした」と笑顔を見せていた。