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新マスク、カテキンでウイルス無力化

 感染症対策部材の研究開発などを行うプロテクティア(大阪、内田国克社長)は、新ウイルス対策マスク「ここ一番のマスク カテプロテクター」を開発した。大阪大学産業科学研究所の開發邦宏特任准教授が確立したカテキン誘導体の製造法を用いて製品化した。

 同製品は、天然カテキンが持つ抗菌作用などを脂肪酸修飾により高機能化させたもので、脂肪酸がウイルス膜を捕捉して離さないため、効率的にウイルスを無力化する。

 第1弾として発売したのはマスクだが、今後は同技術を用いた商品開発も視野に入れる。内田国克社長は「マスクのフィルターを応用して、第2弾の製品を目指している」と話した。空気清浄器や消毒スプレーなどへの製品展開を検討中。

 今年度の販売目標は5万袋。製品は、1袋3枚入りで480円(税抜き)。自社専用サイトや楽天市場でネット販売を行う。