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1時間のジョギングでHFリスク半減 【米国心臓協会】

米国心臓協会(AHA)は9月2日、中等度の運動が心不全(HF)リスクを46%減少させることを示した研究を紹介した。Circulation誌に掲載。

 この研究は、研究開始時に心不全を持たない被験者(20-90歳)3万9805人を対象に、生活様式、身体活動、喫煙や飲酒、薬剤使用などに関するアンケートを実施。身体活動は余暇時間と総時間(仕事上の身体活動を含む)に分けて記載し、余暇の身体活動は軽度(軽いウォーキングなど)、中等度(ジョギング、水泳など)、高度(競技スポーツなど)の3種に分類し、心不全発症リスクへの関連性を追跡した。

 その結果、余暇の身体活動が最も高い群(中等度の運動を1日1時間、または激しい運動を1日30分)では、心不全発症リスクが46%減少することが分かった。運動の効果に男女差はなく、心不全を発症しやすいのは高齢、男性、低学歴、体格指数やウエスト・ヒップ比の高い群、成人病疾患(心発作、糖尿病、高血圧、高脂血症)の既往がある群だった。

 研究者は、「中等度の運動でも効果は得られる。歩行や階段昇降、自転車の使用を簡単、安全に行える環境を整えるだけでも違いは大きい」と述べている。

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