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[健康] 「自分は健康」が7割を超す一方、6割に不安感 健康意識調査

厚生労働省は8月1日に、「健康意識に関する調査」の結果を公表した(p1参照)。

 この調査は、健康に関する意識の傾向を分析することを目的として、今年(平成26年)2月に、インターネットを通じて実施された。20~80歳代から5000件の回答を得ている。


 普段の健康感については、自分を「非常に健康だと思う」との回答が7.3%、「健康な方だと思う」は66.4%となり、合わせて73.7%が「自分は健康」と考えていた。一方、「あまり健康ではない」は21.7%、「健康ではない」は4.6%だった。


 健康感を判断する際に重視した事項(複数回答)は、「病気がない」が63.8%ともっとも多く、「おいしく飲食できる」40.6%、「身体が丈夫」40.3%、「ぐっすりと眠れる」27.6%、「不安や悩みがない」19.1%の順に上位を占めた。


 また、自分の健康に関して「何らかの不安がある」との回答は61.1%。不安の内容としては、「体力が衰えてきた」49.6%がもっとも多く、次いで「持病がある」39.6%、「ストレスがたまる・精神的に疲れる」36.3%、「肥満が気になる」27.3%、「歯が気になる」26.2%という結果だった。


 さらに、何歳まで生きたいかという設問に対しては平均79.6歳、実際に生きることができると考える年齢については平均77.6歳、という分析結果も得られた。


 ほかに、健康に関する情報源としてもっとも信用度が高かったのは「かかりつけの医師」(20.4%)、自身の健康のために出費してもよいと考える1ヵ月間の金額は平均3908円など、さまざまなデータが明らかになった。