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歯周病 唾液で判定 短時間で無料健診

県歯科医師会(和田明人会長)は7月から、唾液を採取するだけで歯周病のリスクが簡単に判定できる企業向け無料健診を始める。30歳以上の約8割がかかっているといわれる歯周病の早期発見と治療につなげてもらうのが狙い。従来の歯周病健診と比べて短時間でできるため、歯科医師会は「仕事の合間に気軽に受けてほしい」と呼び掛けている。

 歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症で、歯ぐきが腫れたり、症状が進行すると歯を支える骨が溶けて歯が抜けたりする原因にもなる。県によると、子どもの虫歯や成人の歯周病の割合はいずれも全国平均を上回っているという。

 健診では、無糖ガムを噛(か)んでもらって唾液を採取し、唾液中の血液や組織破壊産物の量を測定する。血液や組織破壊産物は歯周病と相関関係があり、測定された数値で歯周病の進行具合が分かるという。

 また、口の中の状態や生活習慣などに関する問診も行い、歯の健康度合いについても判定する。健診は約10分で終わり、測定結果が約1週間後に郵送される仕組みだ。