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はしか、北海道内でも流行 すでに患者10人 道は予防接種呼び掛け

全国で感染が広がるはしかが、道内でも増加する気配が出ている。道感染症情報センターのまとめでは、今年の患者数は今月20日までに10人と、昨年1年間の2人を上回った。全国でも300人と昨年1年間の1・3倍に上っている。はしかは感染力が極めて強く重症化する例もあり、道は注意を促している。

 保健所管内別では岩見沢5人、札幌市4人、千歳1人。年齢は1~4歳と10代が2人ずつ、20代が4人、30代と50代が1人ずつ。予防接種は2回必要だが、1回が1人、未接種が3人、不明6人だった。

 はしかは風邪に似た初期症状に続き、高熱と発疹が出る。予防に有効とされるワクチンの定期接種は1歳と小学校入学前1年の2回。春から夏にかけて拡大しやすいことから、道保健福祉部は「対象年齢の子どもは早めに接種し、それ以外の人は2回の接種歴の確認を」と呼び掛けている。