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2割負担問題を審議会に要望 社保審・医療保険部会

社会保障審議会の医療保険部会が10月7日(月)、厚労省で開催され、高額療養費の見直しについて議論が行われた。厚労省から高額療養費の区分・上限額を平成27年1月から見直す3つの案が示された。高額療養費の見直しは70~74歳の高齢者の窓口負担を本則の2割に引上げることを前提に議論されることから、日歯常務理事の堀憲郎委員は同部会に資料を提出し、国民の健康寿命が70~74歳の間で尽きることや、国民が質の高い生活を送るために20本の歯を残そうとする8020運動についても、平均20本の歯を有しているのは65歳~69歳の年齢層までで、70~74歳では20本を切ることを説明。「70~74歳までの時期が健康寿命の延伸の観点で極めて重要である」と訴えた。
                           日歯広報 10月15日