記事一覧

「除霊」で少女に性的暴行、歯科医に懲役9年

除霊などと称し、共謀して少女(当時13歳)に性的暴行を繰り返したとして強姦(ごうかん)罪に問われた東京都国分寺市西町、歯科医師石川潔(62)と、妻の香里(30)両被告の判決が28日、東京地裁立川支部であった。

 倉沢千巌裁判長は「身勝手で卑劣きわまりない犯行だ」として石川被告に懲役9年(求刑・懲役10年)、香里被告に同3年(同4年)を言い渡した。

 倉沢裁判長は、弁護側の「被害者が自らの意思で石川被告との関係を続けた」とする主張を退けた。その上で、両被告について「不自然、不合理な弁解を繰り返し、反省の態度も見られない」と断じた。