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摂食・嚥下障害へのアプローチ

長野県歯では、今年度の学術大会のテーマとして、「摂食・嚥下リハビリテーション」を取り上げている。在宅歯科医療、摂食・嚥下リハビリテーション、周術期口腔機能管理等は、今後我々が積極的に対応しなければならない分野であるが、キーワードは「医療連携」である。医師、看護師はもとより、多職種の医療関係者や介護関係者と正確なコミュニケーションを図る能力が必要となる。いきなりVEは無理であるが、まずは「専門的口腔ケア」と安全な「在宅訪問歯科診療」を実践していくことが重要であろう。
 これからの訪問歯科診療は、咀嚼から嚥下までの「口から食べる機能」の回復への貢献であるとされている。摂食・嚥下リハビリテーションに関する歯科医師としての専門的な知識と技術を習得し、多職種とのさらなる連携が可能になれば、新たな在宅訪問歯科診療に発展させることも夢ではない。
                             日歯広報 2013.2.15