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発音悪い小3長男 成長の遅れが心配

Q 小学3年生の長男は発音が悪くちゃんとしゃべれないのが気がかりです。「さしすせそ」とか「らりるれろ」がうまく言えず、幼児語のように聞こえます。先日授業参観日で同級生たちがしっかりした発音で伝えたいことをちゃんと話しているので驚きました。もしかしたら息子は成長に遅れが出ているのではないかと心配です。

 A 言葉の発達は小学校低学年くらいではまだ、かなり個人差があるのではないかと思います。ですから周りの子たちと比較してしゃべり方だけは劣るというだけでは、ただちにそのことが成長の遅れと関係しているとはいえません。そうした心配の前にまず息子さんの歯の状態や聴覚に問題がないかどうかもチェックする必要があります。抜けている歯があったり歯並びが悪いことなども発音が悪い原因になっているかもしれません。「よく聞こえない」という障害があれば、うまく話せないということも起こり得るでしょう。舌の長さでも発音は違ってきます。歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科で、そういったチェックをしてもらうことをお勧めします。
                    北海道新聞 2013.1.14