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姉殺害 発達障害の被告に異例の判決 「背景に社会の無理解」

 自立を求めてくる姉を逆恨みして殺害し殺人罪に問われた。発達障害「アスペルガー症候群」の男性被告(42)に対し、大阪地裁は今年7月、裁判員裁判で求刑の懲役16年を超える懲役20年の判決を言い渡した。判決について、日本自閉症協会や日弁連に続き、9月末には札幌弁護士会(長田正寛会長)も「偏見や差別を助長する」との声明を発表、道内外で大きな波紋を呼んでいる。
                  北海道新聞 2012.11.9