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歯ぎしりストレスも影響

「キリキリ」「ガリガリ」。就寝中、無意識に歯ぎしりを繰り返す。あるいは、強く歯をかみしめ、朝、顎や歯茎に疲労感がある。こんな症状があったら「睡眠時ブラキシズム」が疑われる。知覚過敏や歯槽膿漏の原因になり、ひどいと歯が割れたり折れたりするケースも。口が十分開けられなかったり、顎に痛みが生じる顎(がく)関節症の原因ともなる。睡眠時無呼吸症候群など他の睡眠障害を併発している場合も多い。
 エナメル質が歯ぎしりで磨耗。問診などの結果、睡眠時ブラキシズムと診断され、スプリント(マウスピース)を作製、就寝時に上顎につけるよう指導した。マウスピースをつけることで、歯ぎしりの際の力を歯全体に均等に分散させ、歯の損傷を防ぐ効果がある。
               日本経済新聞 2012.2.21