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摂食嚥下障害の理解求め 長野・飯田で講演会 来月16日

飯田下伊那歯科医師会の関連団体「食機能を考える会」(会長、原修・輝山会記念病院長)は6月16日、飯田市の飯田下伊那歯科医師会館で、食事を口から正常に取ることができない摂食嚥下(えんげ)障害についての講演会を開く。今月31日まで参加者を募集中。参加費1000円。「食べること」の大切さの啓発活動をしている同会は「障害に対する理解を深めてほしい」と呼び掛けている。

 会によると、摂食嚥下障害は、病気や老化などで食道を食べ物が正常に通過しない症状。肺炎など別の病気を招くこともある。講演会では、山形県で同障害のリハビリに取り組む福村直毅医師が「肺炎・窒息のない治療を目指して」の題で講演する。

 会は今年度、国補助金を活用して持ち運び可能な内視鏡を導入した。在宅患者らにリハビリや食事指導などをし、機能改善を目指している。
毎日新聞社 5月29日(火)