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アレルギー体質 鼻呼吸で改善

鼻ではなく口で呼吸している人は意外に多い。口呼吸だと、細菌やウイルスへの抵抗力が弱まり、アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などのアレルギー疾患を悪化させると専門家は警告する。
 鼻孔(びこう)にある粘膜や繊毛が、アレルギーを引き起こす空気中の細菌やウイルスをきれいに除去してくれる。さらに、唾液や喉の奥の扁桃(へんとう)でつくられる白血球の働きで、体内に細菌やウイルスが入るのを防いでくれるという。
 口には異物を取り除く粘膜も繊毛もない。空気中の細菌やウイルスは除去されないまま扁桃を直撃、免疫力の低下を招く。取り込まれた異物は体内を巡り、細胞に炎症を引き起こす。
              日本経済新聞 2012.1.8