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顎変形症について

顎変形症(がくへんけいしょう)とは、上あごや下あご、あるいはその両方の大きさや形、位置などの異常によって、顔面の変形とかみ合わせの異常を起こしている状態を言います。症状は千差万別ですが、顔の変形の程度、かみ合わせの異常の程度から、口腔領域の機能に大きな問題があると判断された場合に外科手術によってあごの骨の位置関係の改善を行います。
顎変形症と診断された場合、手術前に歯の矯正(術前矯正治療)も必然的に行うことになります。これは、術前矯正治療によって執刀の際に骨を移動する分量を正確にするのと、手術後に速やかに口腔領域の機能を正常にするためです。この術前矯正治療には通常1~2年の期間がかかります。
             北海道経済 2月号 №518