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歯科口腔保健推進へ 口腔保健WG初会合

歯科口腔保健法の施行を受け、歯科口腔保健推進に向けた基本的事
項の策定を目指す「歯科口腔保健の推進に関する専門委員会ワーキ
ンググループ」(委員長=三浦宏子・国立保健医療科学院統括研究
官)が、12月27日初会合を開いた。基本的事項の骨子案を作成する
にあたり、目指す姿勢、目的、基本的な方向性について議論した。
委員からは、2000年から始めている「8020運動」について今後の位
置付けなどに関する検討が必要との指摘が上がった。大内章嗣委員
(新潟大大学院医歯学総合研究科教授)は、「10年後を見据え、8020
運動をどのように位置付けていくのか、継続か、旗を降ろすのか」と
指摘。三浦委員長は「8020運動でこれまで培ってきたものがあり、
キャンペーンとしての役割もまだ終えていない。運動の限界もある
ことを踏まえた上で、超高齢化社会に対応できるものを盛り込んで
いきたい」とした。