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医療費 70-74歳、1割負担の特例継続 民主提言素案

毎日新聞社 11月23日(水) 配信 医療費:70~74歳、1割負担の特例継続 民主提言素案

 民主党厚生労働部門会議の医療・介護作業チーム(WT)は22日、70~74歳の医療費の自己負担割合について、本来の2割から1割に引き下げている特例措置を当面続けることなどを求めた提言の素案をまとめた。また、外来患者の窓口負担に100円を上乗せして徴収する「受診時定額負担」に関しては「否定的な意見が圧倒的に多かった」とした。

 70~74歳の医療費の自己負担割合は、制度上08年度から2割となった。だが、高齢者の反発を恐れた自公政権は一度も実施することなく1割のまま凍結し、民主党政権も踏襲してきた。

 同日、WTは当面の2割負担導入に否定的な考えを示したが、特例措置は現役世代の負担増を招いており、厚労省は13年度から本来の2割に戻したい考え。WTの素案も将来の引き上げに関しては「見直しも検討する」としている。