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口呼吸② 授乳期の”訓練”不足に原因も

授乳期の赤ちゃんは口から肺へ空気が入りにくい構造になっていて、まだ口呼吸ができません。そのため母乳やミルクを飲みながら、同時に鼻で呼吸しています。1歳くらいまでは、赤ちゃんにとって鼻呼吸を訓練する大切な時期なのです。そうしたことから、離乳の時期が少し早いと。あごや頬の筋肉の発達が不十分なまま成長し、楽な口呼吸に慣れてしまうと考えられています。また、おしゃぶりも、かみ合わせへの悪影響を心配してあまり早く取り上げてしまうと、同様の理由で口呼吸になりやすいそうです。もうひとつは歯のかみ合わせです。前歯の歯並びが悪かったり、歯の並んでいる位置(歯列)が唇に近すぎると歯が邪魔になり、口を閉じた状態を保つには口の周囲の筋肉(口輪筋)を緊張させ続けなければなりません。それに疲れて緊張を緩めると口が開いてしまうわけです。歯並びに問題がなくとも、もともと口輪筋の力が弱いと、やはり口が開きやすくなります。
           北海道新聞 2011.11.9