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噛むことは何よりの薬!? ”良い子を育てたかったら・・・”

幼い頃、食事の際の親から「よく噛んで食べなさい」といわれた経験が誰にでもあるだろう。江戸時代の儒学者、貝原益軒が「人は歯をもって命とする」と唱えたように、人が健康に生きていく根本は昔も今も変わらない。だが、柔らかいものがおいしいとされがちな今、益軒先生の時代とは比べようがないほど1回の食事にかける咀嚼回数は激減している。良い子を育てたかったらしっかり噛んで食べさせること。噛むことの基本は、口に入れた食べ物を歯と舌で噛み砕き、唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすくして消化を助けること。だが、それ以上に肝心なのは噛むことで脳を刺激し、活性化させることだ。
            夕刊フジ 2011.8.18