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子どもの虫歯 ㊦ 家族の生活習慣見直す

歯医者を怖がって足が遠のけば、虫歯ができやすくなる。痛みが我慢できなくなって初めて歯医者を訪れると、歯を削られて一層歯医者嫌いになる。そんな悪循環に陥る前に、できれば削らず治る早期の段階で来院して。虫歯ができた子を「だらしない」としかる親もいるが、虫歯を育てる生活習慣は多くの場合、親から伝わる。子どもはむしろ被害者だ。実際、虫歯の多い子は親にも虫歯がある場合が多い。食べた後はすぐ歯磨き、甘いものは1日1回、できれば果物、お菓子はお茶と一緒に、寝る前は食べないなど、虫歯を防ぐ生活習慣は、全身の健康にもプラスにはることばかり。子どもの虫歯を機に、家族全体の背カツ習慣を見直してはどうだろうか。
            北國新聞 2011.8.11