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歯周病と骨粗しょう症には関連が!エストロゲンが減ってからは骨量を維持する工夫を

さらに、エストロゲンは骨にも関係していて、エストロゲンが減ることで、骨量が減ることもわかっています。また、年齢を重ねるほど、カルシウムの吸収率が下がるため、骨がさらに弱くなります。ですから、閉経後は骨粗しょう症に注意すべきなのです。歯を支える歯槽骨も例外ではなく、閉経後の歯槽骨の骨量低下も、歯周病を進ませる原因に。歯槽骨が溶けてなくなってしまう歯周病にとって、骨の質はとても重要です。もうひとつ、更年期に口臭トラブルが増える原因は、唾液の分泌量が落ちること。さらに、ストレスでも唾液は減少。リラックス時の約3割減るといわれています。唾液には、多くの洗浄・抗菌成分や傷の修復成分などがあって、常に口の中の清潔を保っています。その唾液が減ることで、菌が繁殖しやすくなるのです。ただし、唾液の分泌量の低下(ドライマウス)は、シェーグレン症候群の可能性もありますので、気になる場合は医師に相談しましょう。このように、更年期にはエストロゲンが減ることで、口臭が強まり、歯周病のリスクも上がります。更年期はお肌ケアだけでなく、口の中のエイジングケアも必要です。