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レントゲン撮影時の放射線量はどれくらい?

『放射線量』という言葉を耳にしない日がないこのごろ、敏感になっておられる方も多いのではないでしょうか?また、臨床で行うレントゲン撮影時に受ける放射線量はどのくらいなのでしょうか。今回は日常生活と放射線について原子力2005放射線医療総合研究所等調べによる資料を基にまとめてみました。
 放射線は自然放射線と人工放射線に分けられます。自然放射線とは宇宙、大地、食物から等、日常生活の中での線量のことです。世界平均の一人当たり年間自然被ばくは2.4ミリシーベルト。東京⇔ニューヨーク間の飛行機往復では0.2ミリシーベルトなので12往復すると年間自然被ばくと同じ量に・・・。
 人工放射線とは、レントゲン撮影等で受ける放射線量のことを言います。健康診断で行う肺のX線集団検診では1回あたり0.05ミリシーベルト、胃のX線集団検診1回では0.6ミリシーベルトです。
 さて、歯科での放射線量は、パノラマ撮影で0.0436ミリシーベルト、デジタル撮影で0.0391ミリシーベルトとなっています。歯科治療でのレントゲン撮影を不安に思う方に、このような情報を提供してみると良いかもしれません。