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寝るときは必ず外して

被災地での健康維持に、入れ歯の問題が浮上している。ケースがないため、入れたままで口の中に雑菌が繁殖したり、避難時に入れ歯をなくしたため食事ができなかったりなどの事例がある。いずれの場合も、体力を弱める恐れがある。
 入れ歯を入れたままにしておくと雑菌が繁殖する。入れ歯は就寝時には必ず外して洗浄。水がなければウエットティュシュペーパーで拭くだけでも汚れを落とすことができる。避難する時に入れ歯をなくしてしまった人も多い。食べ物を無理に口にすると歯茎を傷つけてしまうし、十分に食べられないと低栄養状態になる。
 入れ歯がない場合は、おかゆなど軟らかいものを用意し、栄養をとるようにしてほしい。食べることは生きる喜びの一つ。しっかりご飯を食べられれば、復興に向けた力を盛りあげられると意気込む。
              日本農業新聞 2011.4.21