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インプラントで実用化にめど 幹細胞で顎の骨再生

骨髄の幹細胞を移植して顎骨(顎の骨)を再生する臨床研究に取り組んでいる松本歯科大(塩尻市)などの研究チームは、移植後に調べた3人で、インプラント(人工歯根)を打ち込めるまで顎骨が再生したことを、日本再生医療学会で報告した。従来の方法よりも、骨の再生が早く、インプラントの安定性も高いことが分かり、実用化にめどが付いたという。研究チームは今後、さらに一歩進めて、歯を直接支えている歯槽骨を再生する臨床研究に取り組む計画だ。
           信濃毎日新聞 2011年3月11日