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口腔内科分野生涯研修プログラム認定研修会

平成22年11月7日(日)旭川歯科医師会会館にて「歯科治療と糖尿病」と題して北海道医療大学歯学部 准教授 長澤敏行先生が講演されました。
研修内容は、血糖値恒常性とメカニズム、糖尿病の症状と診断基準、糖尿病の合併症と口腔疾患との関係について、血糖コントロール指標・評価と歯科治療における注意点について、歯周病が及ぼす糖尿病への影響について、歯周治療による血糖値の変化についてでした。
 研修後に実習として血糖値の測定を各自行いました。

歯周病菌は血糖調節ホルモン「インスリン」の働きを妨げ、境界型糖尿病の発生率を3倍も高める

 歯周病が進行するとTNF-α(サイトカイン)が、血中で増加しますが、これがインシュリンの働きを妨げる作用があるため血中の血糖値が上昇することにより血糖値になる危険が高まる。しかし、糖尿病になると歯周病が進行するとの報告は見られない。