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良薬は口に苦しというけれどなぜ?

動物にとって、苦味は毒の味として認識されています。しかし、毒の中には強い薬理作用をもつものが多くあり、またその化学構造を変えることにより、毒性のない薬理作用をもった薬に変身するものもあります。これらは、疎水性(水になじみにくい性質)が強く、細胞膜を透過しやすく、薬理作用が強いと考えられています。この疎水性が強い物質ほど、苦味が強い傾向があります。