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部分入れ歯 効果的利用で失う歯少なく

 ある程度歯を失ってしまうと、どうしても「部分入れ歯」を受け入れなければならない時期がやってきます。できる限り失う歯を少なくして、一生総入れ歯にならずに「部分入れ歯」で食い止めることもできるのです。
 そのためには次のような点に注意が必要です。まず、作った入れ歯が「痛くない」「慣れてきた」「噛みやすい」と思っていても、問題のないときほどかかりつけ医での定期的な微調整が必要です。それは毎日調子よく使っている間に、少しずつ噛み合わせの力の分散が変化しているからです。
 入れ歯の清掃も、歯磨き剤などでゴシゴシ強くこすってはいけません。もちろん入れ歯だけでなく残っている自分の歯の清掃も大事です。歯があちこち抜けると、歯ブラシの当て方は、意外に難しいものです。定期診査では入れ歯の調整と同時に、残っている歯の清掃の仕方も再度指導してもらうようにしましょう。
              福島民友 2010.2.12