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飲み過ぎで気になる肝機能の低下だけど歯も危険状態に

エナメル質はPH5.5以下の酸に弱いが、酢の物レモンなどかんきつ類に加え、ビールやワイン、炭酸飲料がこれに当てはまる。ビールを飲みながら、レモンをたっぷり絞ったから揚げなど、よくある組み合わせも実は歯の健康にとっては最悪だという。
 歯のミネラル分が溶け出しても通常は、だ液の中に含まれるミネラルで補われるが、「長時間飲食して口の中が酸性の状態が続くと、だ液だけでは補えなくなってくる。就寝中はだ液が出にくくなるので、飲んで帰宅し、歯磨きをしないで寝てしまうのは本当によくない」
 予防法としては飲んだあとに水を飲んだり口をすすぐこと。「歯のミネラル分を補う『CPP-ACP』という成分を配合したガムをかみながら帰宅することもおすすめ。
               夕刊フジ 2009.12.15