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痛み軽減へ歯科医も配慮 麻酔の注射

 歯医者というと真っ先に思い浮かぶのが、独特の歯を削る音と歯肉に注射をする場面という方が多いのではないでしょうか。他科に比べて、通常の治療の中で麻酔の注射をする頻度が多いことは事実です。
 歯科疾患は、薬だけで完治するものが圧倒的に少なく、「削る」「抜く」など何らかの「外科処置」が必要になるため、治療自体の痛みを抑える麻酔が時として必要になります。しかし、全身麻酔を行って治療するたぐいのものでもなく、必然的に「治療のときだけ、その部分だけ効いていくれる局部麻酔=麻酔の注射」という構図が出来上がってしまいます。
 ただ、麻酔をされた後の何か硬くなったような、しびれたような変な感覚が大なり小なりある点は全くゼロにはできていません。2時間くらいは不自由なことがあるかと思います。
しかし、麻酔のお陰で安心に治療できることも忘れてはいけません。
           福島民友 2009.10.23