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かむ力、のみこむ力

食べ物をのどにつまらせて亡くなる事故は年間約4000件起きている。その多くは、高齢者だ。かんだり、のみこんだり、口の機能は、加齢とともに気づかないうちに徐々に低下する。誤嚥による事故や肺炎を防ぎ、心身ともの豊かな生活を送るには、日頃から自分の口の中の状態を自覚して、その機能の維持と向上を心がけることが大切です。
 日本歯科大の岩久客員教授は、急速に高齢化が進展するなかで、日頃の健康管理で、QOLの維持や向上を図りながら、おいしく食べて、楽しく話す、心豊かな長寿こそ、人間の生きる尊厳ですと話す。
                    朝日新聞 2009.3.23