先程、旭山動物園近くの桜を見に行きました。蕾もまだ見当たりません。ことしは、5月に入って雪もちらつくなど遅いようです。
昨日より旭川花咲テニスコートが開きました。本日参加者7名と雪がちらつく中テニスしました。シーズンオフにコート修繕し、かなりの砂があり、イレギュラーします。慣れるまで1か月位かかりそうです。在宅の会と違ってこちらは、人数も少なく寂しいものです。
「 -目から鱗の簡単介助- 」
訪問看護ステーション 「めぐみ」 白瀬 幸絵さん
日時:平成23年4月20日(水) 午後7時~8時45分
場所:旭川市市民活動交流センター ココデ旭川
にて移動・ポジショニングで辛い介助をしている方、ベットやマットの選択やタイミングなどチームケアの皆さんと在宅から施設、病院まで関わる全ての方を対象に聞いて、見て、体験してほしい「簡単介助」をテーマに講演会を行いました。
介護者の負担を軽減する(腰などを痛めないなど)介護と利用者さんのリハビリを兼ねた動きに自信をもたせる理にかなったものでした。会場は、150人と大賑わいでした。
ときどき講演に出かけることがある。そこでいつも強調するのが、「遠慮なく専門家を頼ってください」ということだ。
診察室でもときどき、「不眠になったのは2年前」などと長期間、受診しないでがまんしてきた人に出会う。その人たちは、「これくらいで病院に来てはいけない、自分でなんとかしなくちゃ、と思っていました」と語る。
本当は、そんなにがんばる必要はない。「あれ、いつもと違うな」と思った時点で、遠慮なく専門医のところを訪れてよいのだ。
「ギリギリまでがまんする」というのは、精神科の診察室だけで見られることではない。借金の相談を得意とする弁護士事務所、悪徳商法の相談を受ける消費者センターなど、どの専門機関でも「もっと早く相談に来てくれればいいのに」という声を聞く。相談者は、「私の問題だから、私がなんとかしなきゃ」と思って遠慮しているようだ。「“自分のせいでしょう”と怒られるんじゃないか、と怖がっていた人もいます。そんなはずはないのに……」。生活苦の相談に応じるNPO法人で、こんな声を聞いたこともある。
しかし、福祉、医療、法律などの専門家や専門機関は、一般の人が自分の力でどうにもできない問題を片づけるためにいるのだ。がまんしたり「私が悪いんだ」と思い込んだりしないで、「なんとかしてくださいよ」と頼ってほしい。私はそう、訴えてきた。
今回の災害の被災者たちは、どうなのだろう。ひと月近くがたち、少し落ち着いてきた人たちは、今後の生活の再建に向けていろいろな専門機関を利用し始めているのだろうか。ただ、いまだにライフラインも復旧しないところでは、とても専門家に相談する余裕もないかもしれない。
昨今、専門家たちは「オフィスに座っているだけではダメ」と気づき、“御用聞き”のように積極的に人々のあいだに出て行くようになりつつある。これを「アウトリーチ」と呼んでいる。これから必要になるのは、専門家による被災地での“出前診療所”や“出前法律事務所”などだろう。
私も、日常の診療の合間に、気軽に“出前”に行きたいと思っている。被災地のみなさんも、ぜひ「こんな出前が必要です」と遠慮せずに声をあげてほしい、と思う。
もちろん、被災地以外の人たちも、これからも「自分でなんとかしなきゃ」などと遠慮せずに、気軽に専門家を頼ってほしい。遠慮は無用。古くからある言葉だが、今こそそう言いたい。
昨年度まで道北口腔保健センター摂食・嚥下リハビリテーション部門 チーフをしておりましたが、今年度より道北口腔保健センター 副運営委員長に任命されました。今後も皆様のセンターご利用宜しくお願い致します。
写真は、摂食・嚥下リハビリテーション部門の研修医として認定され修了したものです。
このたびの大規模地震により被害を受けられました皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。皆さまの安全と一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
札幌でも節電が進んでおり、テレビ塔などの照明が暗くなっています。当院でもできるだけ電気消費量を減らすように考えております。左が時計台、右がテレビ塔です。
平成23年3月5日 旭川クリスタルホールにて上記講習会が開催されました。講師は、太田洋二郎先生です。北海道大学出身で現在静岡県のがんセンターに勤務しております。
内容は、非常に有意義なもので参加者は、150名前後で内容の濃いものでした。
今後の口腔ケアについて参考になりました。
3月5日 旭川歯科医師会会館にて救急救命講習会が開催されました。緊急時のAED、人工呼吸などについて行いました。日常では、救急救命に遭遇することがありませんが、いざという時の対応を感じました。その10日後東日本大震災の被害での救急救命が重要だということを痛切に感じました。
香山リカのココロの万華鏡:ひととき心を緩めて /東京
私が勤務する東京の病院にも、震災の影響を受けた患者さんが、大勢やって来る。「余震が怖くて眠れない」「エレベーターに乗れない」という訴えもあるが、災害と直接、関係ない訴えも多い。「なぜだか涙が止まらない」「やたらとイライラする」「落ち着かず立ったり座ったりしてしまう」などがそれだ。
この人たちは、直接、被災地にいなくても、長い時間、映像や情報のシャワーを浴び、心身が疲労していると思われる。そういう人には「少しのあいだ、テレビやネットから自分を遠ざけて、好きな音楽を聴いたりマンガを読んだりケーキを作ったり、いつもしていたことをしてみましょう」とすすめている。
私のことばに、こう反論した人がいた。
「でも先生、そうやって一時、穏やかな時間をすごしたとしても、震災が起きたという事実は変わりません。母の故郷の町も大きな被害を受けたんですよ。いくら楽しいことに逃避しても、はっと現実に戻ると何も変わってないわけでしょう。そうなると余計に落ち込むのでは」
たしかにそういう考えもあるだろう。しかし、私はそれでも「逃避だっていいじゃない」と思うのだ。
これほどの災害になれば、被災地にいる人はもちろん、そうでない人も、心はボロボロに傷つく。本当の意味で立ち直るには長い時間がかかるかもしれないが、ひととき、“止まり木”のようなところに心を避難させることも必要だ。30分でも1時間でも、目の前の現実から逃避して、ゲームやドラマの世界に浸る。時間をかけてお茶を飲み、「ああ、おいしい」と声に出してみる。その間だけでも、不安や絶望の感情にふたをする。
そうやって、たとえ幻想やバーチャルの世界を使ってでも、ひととき心を緩め、ほっとする時間を持つことは、必ず回復の力につながっていく。24時間ずっと悲しい、苦しい、ばかりでは、心のエネルギーはどんどんすり減り、回復が遅れてしまう可能性もある。それよりは、たとえまやかしだったとしても、ひととき楽しい気持ちを味わったほうが、少しだけ前向きな気分で現実に取り組んでいくことができるはずだ。
目の前の現実は、すぐには変わらない。つらい気持ちも、長く続くかもしれない。それでも、いやそれだからこそ、ほんのひとときの現実逃避を。そうすすめたい。