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懇親会飲酒の北大生死亡 急性アルコール中毒

北海道大(札幌市)は31日、水産学部2年の男子学生(20)が7月19日夜から20日未明にかけて部活動の懇親会に参加して飲酒後、急性アルコール中毒で死亡したと発表した。「飲酒の強要はなかった」としている。

 北大によると、学生は武道系の「躰道部」に所属。19日夜、大学近くの居酒屋で応援団などと合同で行われた懇親会に参加したが、ビールや焼酎を飲むうちに2次会で酩酊(めいてい)状態になった。友人に付き添われて20日午前2時半すぎに同市内の自宅に帰った後、連絡が取れなくなったという。

 20日夜になって様子を見に行った別の友人が死亡している学生を発見した。北海道警の司法解剖の結果、20日早朝に死亡したとみられる。

 懇親会や2次会には40人以上の学生が参加し、約半数を占めた未成年者のほとんどが飲酒していたとみられるという。

 北大は「尊い命が失われたことは取り返しようがなく、事態を厳粛に受け止めている。飲酒事故の根絶を目指し、さらなる防止策を検討、実施する」とコメントした。