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入れ歯の手入れ

 入れ歯の手入れを行っていますか?
 入れ歯はお口にはめたまま歯ブラシで磨いても裏側に汚れが残ることがあります。はずして入れ歯用ブラシにきれいにしましょう。
 外出先で歯ブラシ等を持っていないときでも、ちょっと洗面所にいってお水などで、さっと食べ物のカスや汚れを落とすことをおすすめします。

入れ歯の汚れの原因

 入れ歯の汚れの原因として、お茶、紅茶、コーヒーの茶渋、タバコのヤニ、食べカス、歯垢(しこう、プラーク)、歯石などがあります。入れ歯を汚れたままにしておくと、入れ歯が傷むだけでなく、残った歯の虫歯、歯周病、口内炎、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)、口臭の原因にもなります。
 食べカスや歯垢の除去は、毎日の清掃で除去します。タバコのヤニや歯石はなかなか取れませんので、定期的に歯科医院できれいにしてもらうのがよいでしょう。

入れ歯の汚れの原因
お茶 コーヒー 紅茶の茶渋 着色のある食品 タバコのヤニ 食べカス 歯垢 歯石

入れ歯を汚れたままにしておくとおきること
入れ歯の劣化、破損   虫歯   歯周病   口内炎   誤嚥性肺炎  口臭


入れ歯の清掃方法

 入れ歯は汚れや細菌がつきやすいため、毎日歯をみがくように、入れ歯も清掃が必要です。入れ歯をブラシで清掃し、水で洗い、入れ歯洗浄剤につけます。
 入れ歯の清掃時は、歯みがき粉は使用しないようにします。入れ歯は本物の歯よりもやわらかい素材でできています。歯みがき粉をつけて入れ歯をみがくと、歯みがき粉の中に入っている研磨剤により傷ついてしまいます。傷ついた入れ歯は、細菌の温床となります。


(1)
(2)
(3)

(1)入れ歯を外してブラシで清掃します。

(2)水で洗います。

(3)入れ歯洗浄剤につけます。使用後は水ですすいでから装着します。



入れ歯の手入れ方法

 入れ歯は食べたあとできるだけはやくきれいにすることをおすすめします。
 食べ物のカスや汚れがついたままでいると、 ばい菌が繁殖したり、着色や歯石などがついて、 それらが、歯や歯茎に悪い影響をあたえる可能性が出てきます。
 また汚れたままの入れ歯を装着しながら就寝すると、 入れ歯の裏側についた細菌が繁殖して歯茎が腫れてきます。
 入れ歯を寝ているときにはずしておくかどうかは、 個々の環境によってかわってきますが、 装着しておくときはもちろんのこと、はずして保管しておくときも、 きれいにしておくことが大切です。

入れ歯の清掃道具

・入れ歯用ブラシ
・入れ歯洗浄剤
 などが一般的です

入れ歯の保管方法

 入れ歯は熱や乾燥に弱く、そのままにしておくと変形や変色、破損の原因になるので、水を入れた容器で保管しましょう。ただし長期間使用しない場合は、水に入れておくとカビが生えるので、乾燥して保管するようにします



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